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世迷い言思惟
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先日ある施設から特別養護老人ホームへ入所された方がいた。
重度の認知症であり、排泄感覚はなし、歩行はふらつきあり、手引きでの歩行。
しかし、定時のトイレ誘導を行うことで、歩行訓練と排泄訓練を行ってきた。
数日後、その特養施設の職員より、ケアプランでは以前の施設でできたことを継続することになっているにも関わらず、その施設は行わず、おむつを使用し、トイレ誘導もしていないと、相談があった。
その利用者のご家族は多重介護をされており、介護に関しての理解があった。また、長年在宅で介護してきたこともあり、その利用者に対する思い入れもとても強いものがあるご家族であり、本当に大切に想っているかたであった。
そこで、特養施設のケアマネに状態の変化や介護方法の変更については、説明をしたほうが良いのでは?と提案してみてはどうかと伝えた。
その結果、社外の人間と接触しているのか?今後以前いた施設やその施設がある自治体からの利用者受け入れは拒否した方がよいかとの見当違いの発言。

上記のことからわかることは、
・家族に説明し、同意を頂いたケアプランに記載されたことがなされていない
・職員の相談に対し、ケアプランの見直し、家族への説明など、施設としての不履行に対する改善ではなく、隠   蔽の意図さえ感じる対応

これが施設に入所される方のケアプランを作成するケアマネージャーの言動である。
ちなみにこのケアマネの経験は浅くはない、ベテランの域に入る。

つくづくこのようなことを聞くと感じざるを得ないことは、この施設の評判が悪くなり(もともと悪いが・・・・)、入所者が減ったとしても、他施設への待機になり、待機順番が遅くなる方がいて、と結局利用者側に不利益が生ずることになるというジレンマである。
詰まるところ、どんなに評判が悪くとも、ケアが悪くとも、存在し続けなければ、多数の利用者にしわ寄せがいくので、存続するということである。
コムスンの問題でも分かるように、事業所側が不正を働いて指定を取り消されても割を食うのは利用者なのである。

そして隠蔽の体質。この業界を取り巻くのがこの体質である。そして評価されることを異常に嫌う。
未だ介護保険以前の措置体質を引きずっている施設も少なくないだろう。

介護保険が始まると、利用者本位という言葉を軽々しく使い、福祉の名を借りて金儲けをする。そして旨みがなくなると、職員の賃金を絞り上げ、1円でも多く不必要なサービスを利用者に利用させようと働く。
こういった法人・施設が介護保険を歪め、利用者を追い込み、事業所を苦しめている元凶ではないのだろうか。
そもそもケアプランに明示したことを実行しないことが詐欺と同等と言わざるを得ない。

厳正な監査や厳密な評価と、簡単ではないが、優良事業所と劣悪事業所の報酬に差をつける方策を願う。
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